捻挫・打撲・肉離れは、素早く応急処置しましょう
捻挫や打撲、肉離れは、スポーツをされている方や身体をよく動かす方に多いという印象を持たれませんか?
しかし、捻挫や打撲、肉離れは日常生活のふとした瞬間に捻挫や打撲、肉離れを起こすこともあります。
「すぐに改善するだろう」と軽く考えられやすい捻挫や打撲、肉離れですが、放置してしまい、深刻化してしまうと手術が必要になることもあります。
そのような事態に陥らないためにも、「捻挫や打撲、肉離れかも」と思ったらすぐに応急処置を施しましょう。
こちらでは、捻挫・打撲・肉離れの症状や原因、対処法などについて詳しくご紹介します。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 着地の際に足を思いっきりひねった
- 全力ダッシュしたら、ふくらはぎから嫌な音がした
- 相手選手とぶつかって、派手にこけてしまった
- バレーで突き指した部分がパンパンに腫れ上がっている
捻挫・打撲・肉離れは、どんな場面で起こるのでしょうか
捻挫について
●捻挫の状態
捻挫は、骨と骨をつないでいる靭帯が損傷した状態のことを指します。
●捻挫の度合い
捻挫は、損傷の程度によって3段階に分類されます。
今回は、よく起こりやすい足首の捻挫を例としてみてみましょう。
・1度
靭帯が少し傷ついた程度です。
軽くひねって一時的に靭帯が伸びている状態です。
多くの場合数日で回復していきます。
痛みを伴うことがありますが、自力で歩いたり走ったりできます。
・2度
靭帯の一部が断裂している状態です。
歩くことはできますが、無理をすると断裂が広がる場合があります。
元に戻るまで数週間かかることもあり、改善するためには医療機関への相談が必要になることがあります。
・3度
靭帯が完全に断裂した状態です。
関節が不安定になり、力が入りにくくなることがあります。
元に戻るまでには数ヶ月かかることがあります。
状態が良くない場合は、断裂した靱帯の縫合手術が検討されます。
●捻挫の種類
捻挫は、発生したときの状況によって、急性と亜急性の2つの種類に分けられます。
・急性捻挫
スポーツでの転倒や階段からの転落など、一度に大きな外力が加わることが原因で発症します。
本来の可動域を超えた動きが起こり、関節の靭帯や腱、軟骨などが損傷している状態です。
また、足首や手首で起こることがあります。
足首の場合は、急に足を切り返したときやボールの上に着地して滑ってしまったときなどに起こります。
一方、手首の場合は、転んだときに、体重の負荷が手首にかかることで生じる場合があります。
・亜急性捻挫
繰り返しの動作によって、少しずつ関節の靭帯や腱、軟骨などにダメージが蓄積されることで起こる捻挫です。
身体を酷使するオーバーユースや正しいフォームが実践できていないミスユースなどが関係していることもあります。
●捻挫の症状
捻挫には、次のような症状がみられることがあります。
・疼痛
・腫脹
・皮下出血斑
打撲について
●打撲の状態
打撲とは、強い衝撃によって皮下組織を損傷した状態のことを指します。
スポーツで起こることが多く、選手同士の接触が原因となることがあります。
また、日常生活でも、不注意で階段から転落したり、タンスの角に身体を打ちつけたり打撲してしまうこともあります。
●打撲の症状
打撲の主な症状は、痛みや腫れです。
打撲と骨折の症状は、非常に似ており、打撲だと思っていたケガが骨折だったということもありえます。
「打撲だろうから大丈夫」と判断せずに、「骨折かもしれない」と思い慎重に対処しなければならないことも覚えておきましょう。
・肩の場合
転んだ拍子に、肩を打ちつけることがあります。
腕を動かすときに激しい痛みが現れることがあります。
・胸の場合
胸を打ちつけると、肺が圧迫されて、痛みや息苦しさ、吐き気といった症状が出ることがあります。
肋骨や胸骨が折れている場合も十分考えられますので、必ず医療機関に相談しましょう。
・背中の場合
後ろに倒れることで、背中を打撲することもあります。
背中には、神経の通り道である脊柱管があります。
倒れた衝撃で、神経が刺激され、痛みに加えてしびれや吐き気を感じることがあります。
・すねの場合
歩いているときに障害物に気づかず、すねをぶつけてしまうことがあります。
下半身の打撲の場合、打撲によるむくみから筋肉の中の圧力が上がって循環が悪くなる「コンパートメント症候群」が起こる場合もあります。
肉離れについて
●肉離れについて
肉離れは筋肉が断裂するケガを指します。
●肉離れの原因
肉離れは、スポーツの現場で起こりやすいケガです。
急な切り返しや急ダッシュなど、筋肉が強く収縮している状態のときに、いきなり引き伸ばされる力が加わることがきっかけで生じます。
オーバーユースやミスユースで筋肉にストレスが加わっているとリスクが高まるといわれています。
日常生活では、電車に乗り遅れそうになって全力で走ったり、公園でお子様と遊んだりしているときに起こることもあります。
また、肉離れは、前兆として、患部のこわばりや違和感などが現れることもあります。
●肉離れが起こる場所
肉離れは、筋肉のある部位あればどこでも起こり得ます。
よく起こるのは、次のような下半身の筋肉です。
・ふくらはぎ
バレーやテニス、バドミントンのジャンプ動作で、腓腹筋内側頭が肉離れを起こすことがあります。
・太もも
サッカーのシュート動作によって、太もも前面の大腿直筋が肉離れを起こすことがあります。
また、短距離走の急ダッシュで、太ももの裏にあるハムストリングスが肉離れを起こすこともあります。
●肉離れの症状
肉離れは、筋膜や筋繊維の損傷です。
断裂したときに「プチッ」とした音が自覚できることもあります。
発症した瞬間は、力が抜けるような痛みだと表現されます。
肉離れの主な症状は、次の通りです。
・筋肉の硬結
・運動時痛
・皮下出血斑
捻挫・打撲・肉離れに有効なPOLICE処置と予防法
捻挫・打撲・肉離れの対処法
●POLICE処置について
これまでは、スポーツでケガをしたときは、次の4つの応急処置「RICE処置」で対応することが一般的でした。
・Rest(安静)
・Ice(冷却)
・Compression(圧迫)
・Elevation(挙上)
しかし近年では、そのなかの1つである「安静」は、長期間続けると、筋力が衰えるため、良くないといわれており
「PRICE処置」と呼ばれる新しい方法が普及し始めています。
●POLICE処置の方法
POLICE処置では、受傷直後に、次の5つの応急処置を施します。
・Protection(保護)
装具や添木などで患部を保護します。
特に、打撲した部分は骨折を起こしている可能性もあります。
そのままにせず、医療機関を訪れるまでは、傘や段ボール、雑誌を患部に添えてテープや包帯で固定しましょう。
スポーツをする方は、いつどんなケガが起こっても対応できるよう、添木と固定するための三角巾、包帯などをあらかじめ用意しておきましょう。
・Optimal Loading(最適な負荷)
早期に最適な負荷をかけ、患部を負荷に徐々に慣らしていくことでケガの再発を防ぎます。
自己流で負荷をかけることは危険です。
一度、医療機関に相談しましょう。
・Ice(冷却)
タオル越しにアイスパックや氷水で患部を冷却します。
冷やして血管を収縮させることで、炎症を未然に防ぎます。
必要以上に冷やしてしまうと、凍傷を招きます。
そのため、1回15分程度にとどめましょう。
・Compression(圧迫)
弾性包帯などを使って患部を圧迫します。
患部の内出血や腫れを防ぐことが目的です。
・Elevation(挙上)
患部を心臓より高い位置に挙げます。
重力で患部への血の巡りを穏やかにすることで、腫れの軽減を図ります。
捻挫・打撲・肉離れの予防法
●運動の習慣を持つ
ケガを予防するためには、日頃から運動し、筋力を維持しておくことが大切です。
ウォーキングやヨガ、水泳など、趣味として楽しく続けやすい運動をみつけましょう。
●ウォーミングアップを行う
ウォーミングアップは、運動前に体温や筋温を上昇させ、ケガが起こりにくくさせるストレッチです。
激しい運動を行うときや久しぶりに運動するときは、まずはじめにウォーミングアップから始めましょう。
事前にストレッチで身体の柔軟性を高めておくと、ケガが起こりやすい状況に陥ったときに回避できる可能性が高まります。
●クールダウンを行う
クールダウンは、運動後に行うストレッチです。
運動後にストレッチをしないと、心拍数が急激に低下し、身体に疲労が残りやすくなります。
クールダウンは、ジョギングやウォーキングなどでゆっくりと心拍数を落としていくことで、筋肉に残っている疲労物質の排出を促します。
BODY LABの【捻挫・打撲・肉ばなれ】アプローチ方法
一般的なケガとして挙がるのが、『打撲、捻挫、肉離れ』です。
ただ、状態がひどいものは歩くことも困難になります。
そのままにしておくことも多いと思いますが早目な処置をおすすめしています。
当院では特殊器具を用いて損傷部分の早期改善を図ります。
著者 Writer
- 伊沢 大地(イザワ ダイチ)
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当院のご紹介
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