膝の痛みはケガや病気に関係している場合があります。
歩き始めに感じる膝の痛みは、ケガや病気を知らせるメッセージかもしれません。
膝の痛みは、加齢が原因となることもありますが、靭帯損傷や変形性膝関節症といったケガや病気が関係していることがあります。
膝の痛みを我慢すると、さらに症状がひどくなる場合があります。
膝関節は、立ったり歩いたりする上で必要な関節です。
膝の痛みは日常生活にも支障をきたすことがあるため早めに対処しましょう。
こちらでは、膝の痛みの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 階段の上り下りがしんどい
- 膝が痛くて正座できない
- 膝がこわばり、まっすぐ伸ばせない
- 寝ているときもジンジン痛む
膝の痛みのきっかけは何だったのでしょうか
膝の役割と痛む原因
●膝の役割
私たちは、膝のおかげて立ったり、歩いたり、座ったりといったさまざまな動作が行えます。
膝は、体重を支えながら、地面からの衝撃を緩和させています。
膝が滑らかに動くのは、軟骨のおかげです。
骨細胞やコラーゲンなどで構成された軟骨は、骨同士の接する面でクッションの役割を果しています。
●膝の痛みの原因
膝の痛みの原因としては、次のようなことが考えられます。
・関節の柔軟性の低下
膝関節の柔軟性が低下します。
柔軟性の低下はクッションとしての機能が弱まってしまうため、靭帯や軟骨が傷つき、痛みが出ることがあります。
・ミスユース
間違ったフォームや悪い姿勢で、膝を動かしてしまうと、通常よりも負担がかかりやすくなります。
そうすると、通常よりも膝関節まわりの靭帯や筋肉などが傷つきやすくなります。
・オーバーユース
スポーツや仕事などで膝を酷使してしまうと、疲労が蓄積されて痛みが出ることがあります。
・足のゆがみ
O脚やX脚のように、足のゆがみが関係していることもあります。
O脚になると足が外に開くため、股関節への体重の加わり方が変化し、膝関節の外側にばかり負担がかかりやすくなります。
また、X脚では逆に膝関節の内側に負担が集中し、膝の内側の組織が傷つきやすくなります。
・体重の増加
膝は、立っているときも体重を支え続けなければなりません。
ストレスや妊娠、生活スタイルの変化などは急激に体重が増加することがあります。
そうなると、その重みに耐えきれず、股関節が炎症を起こすこともあります。
・転倒
股関節痛は、転倒や転落といったアクシデントがきっかけとなることもあります。
その他にも、靭帯や半月板、軟骨の損傷などが考えられます。
スポーツや交通事故はもちろん、日常生活でも起こり得ます。
・加齢
歳を重ねるにつれて、軟骨は変性・老化していきます。
軟骨が薄くなると、骨同士が直接擦れ合うようになり、痛みをもたらすことがあります。
病気・ケガによる膝の痛み
●変形性膝関節症
変形性膝関節症は、軟骨がすり減り、関節が変形する病気です。
軟骨の老化が原因となることが多いといわれていますが、肥満や遺伝などの要因も関与していると考えられています。
最初は、立ち上がりや歩き始めに痛みが生じます。
しかし、進行するにつれて、正座や階段の上り下りが厳しくなり、動作が制限されていきます。
●関節リウマチ
関節リウマチは、関節内にある膜という組織が異常に増殖し、炎症を起こす病気です。
症状としては、膝関節だけでなく、手や足の指などに症状がみられることがあります。
さらに、関節の痛みに加えて、貧血や微熱、全身の倦怠感といった症状を伴うこともあります。
●半月板損傷
半月板は、大腿骨と脛骨の間にある三日月型の軟骨です。
そのため、強い衝撃や加齢などで半月板が損傷することで、膝の曲げ伸ばしの際に、痛みや引っかかり感を覚えることがあります。
●膝蓋下脂肪体炎
膝蓋下脂肪体は、膝のお皿の下の深層にある脂肪組織です。
膝の内圧を一定に保ちつつ、クッションとして機能しています。
膝蓋下脂肪体炎は、外傷やオーバーユースによって、膝蓋下脂肪体が損傷し、炎症を起こしている状態です。
お皿の下が腫れ、強い痛みが出現することがあります。
●靭帯損傷
膝には、外側および内側側副靱帯、前十字靱帯、後十字靭帯があります。
膝を強くねじってしまうと、内側側副靱帯や前十字靱帯が断裂し、痛みをもたらすことがあります。
●鵞足炎
半膜様筋と半腱様筋、薄筋の腱と脛骨の付着部分が擦れ合い、炎症が起こった状態です。
膝の内側に痛みや突っ張り感が現れることがあります。
●オスグット・シュラッター病
成長期特有の膝の障害です。
骨の急激な成長によって、骨と腱がアンバランスになってしまい、膝を酷使するスポーツをしたときに発症します。
膝のお皿のあたりが腫れることもあります。
膝の痛みが楽になる対処法・予防法
膝の痛みの対処法
●膝まわりをストレッチする
膝まわりをストレッチして、筋肉をほぐしましょう。
筋肉がほぐれることで、膝関節が動かしやすくなり、こわばりが取れやすくなります。
●患部をアイシングする
半月板損傷や靭帯損傷といった急性の膝の痛みには、アイシングを行いましょう。
冷やすことで、血管が収縮するため、細胞液の循環が一時的に落ち着きます。
そのため、炎症が広がりにくくなる効果が期待されます
また、冷たい刺激によって、痛みを感じさせる神経が一時的に鈍るため、痛みも感じにくくなるといわれています。
再発予防の効果も期待できるため早期にアイシングしましょう。
●正しい歩き方を意識する
歩くときにガニ股や内股になると、膝の外側・内側の一方に負担がかかりやすくなります。
足を踏み出すときは、まっすぐ前に伸ばして歩くことを意識しましょう。
●適度に運動する
適度に身体を動かし、筋力の低下を防ぎましょう。
全身運動は、膝関節とつながる太ももやふくらはぎの筋肉も強化できます。
また、運動の習慣が身に付くと、体型の維持にもつながります。
体重が増えると、膝関節に負担がかかります。
そのため、適度な運動で体重をコントロールしましょう。
●トレーニング内容を見直す
自分に合っていないトレーニングは、膝に負担をかけている場合があります。
そのため、膝関節に負担をかけすぎていないか、一度トレーニングメニューを見直してみましょう。
●安静にする
オスグット・シュラッター病のような成長期に起こる膝の痛みは、安静が第一です。
無理に膝を動かすと、障害が残ってしまう場合があります。
スポーツをしている方にとっては非常に酷ですが、お子様の未来を守るためにも、試合や練習への参加はしばらく見送り、回復を待ちましょう。
膝の痛みの予防法
●適度な運動をする
膝関節を弱らせないためにも、適度な運動を心がけましょう。
膝のコンディションを整えた上で、ウォーキングや水泳といった運動で、筋力を維持することが大切です。
●膝まわりのストレッチをする
膝まわりの柔軟性を高めておくことで、膝関節への負担軽減が目指せます。
特に、運動をする前は、念入りに下半身の柔軟性を高めておきましょう。
●クールダウンを行う
クールダウンは、運動後に疲労を残さないことを目的としたストレッチです。
筋肉のなかに溜まった疲労物質の排出を促します。
クールダウンは、徐々に運動の負荷を下げていくことが基本です。
まずは、ジョギングやウォーキングで心拍数を平常時まで戻していきます。
心拍数が安定しましたら、ストレッチを行います。
負担がかかった部分は硬くなっていることがあります。
反動をつけずに、30秒ほどで全身の筋肉を伸ばしていきましょう。
●靴を変える
革靴は靴底が硬いため、歩いたときに膝に負担がかかりやすくなります。
また、女性が履く高いヒールも爪先で体重を支えるため、膝に負担をかけるといわれています。
運動靴は、地面からの衝撃を吸収・分散してくれるため、膝への負担の軽減が目指せます。
自分の足の形に合った靴を選ぶことが大切です。
長時間歩くことが多い方は、クッション性のあるウォーキングシューズを選びましょう。
●身体を温める
身体が冷えると、筋肉がこわばりやすくなり、膝のケガにつながります。
スカートを履く方は、下半身が冷えないように、温かい素材のインナーパンツやタイツなどを着用すると良いでしょう。
寒い時期に運動するときは、ウォーミングアップで身体を動かしておくと、筋肉のこわばりが取れやすくなります。
また、毎日湯船に浸かって身体を温めることもおすすめです。
38℃〜40℃程度のお湯にじっくり浸かりましょう。
BODY LABの【膝の痛み】アプローチ方法
日本の中で「腰痛」の次に多いといわれているのは「膝の痛み」です。
原因は、ケガや加齢による関節の変形などさまざまです。
変形性膝関節症OA、半月板損傷十字靭帯損傷などは痛みが強く、歩行困難をきたすことがあります。
当院では、どの病状においても膝関節のジョイント(関節部分)の滑りやねじれが異常をきたしているため、膝関節の調整を行います。
その他にも膝の痛みに影響している腰部、股関節の調整により改善に導きます。
著者 Writer
- 伊沢 大地(イザワ ダイチ)
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