骨盤のゆるみはさまざまなトラブルを引き起こします。
女性が気にすることの多い骨盤のゆがみ。
「最近、お尻が大きくなった気がする」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
上記で「骨盤のゆがみ」という表現をしましたが、骨の集まりである骨盤そのものがゆがむことはありません。
ただ、骨盤を支えている筋肉が靭帯が緩んだり張ったりしてしまうことがあります。
骨盤は上半身の土台であり、内臓を保護する重要な骨格のため、骨盤まわりのゆるみはさまざまなトラブルにつながることがあります。
こちらでは、骨盤のゆがみの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
-
目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 夕方になると足のむくみが目立つ
- お尻が垂れて身体のメリハリがなくなった
- 腰痛がひどくて椅子にも座れない
- くしゃみをしたときにパンツを濡らしてしまう
骨盤まわりが緩み切っていませんか
骨盤の役割と緩む原因
●骨盤の構造
骨盤は、背骨の下にある大きな骨格です。
寛骨(かんこつ)と仙骨、尾骨の3つの骨から構成されています。
骨盤は、お椀のような形をしており、その中に内臓がすっぽりと収まっています。
骨盤の底は抜けており、上から眺めると、男性の場合はハートのような形、女性の場合は横に広がる楕円のような形です。
●骨盤の役割
骨盤は、背骨を支えるとともに、内臓を保護したり、足からの衝撃を分散させたりとさまざまな役割を担っています。
・上半身の土台
骨盤は、背骨の土台として機能しています。
背骨は1本の骨ではなく、椎骨というブロック状の骨の集まりです。
がっちりとした骨盤が土台となることで、背骨の動きが安定しやすくなります。
・内臓や生殖器の保護
骨盤は、内臓や生殖器を包み込むようにして保護しています。
骨盤に保護されている臓器は、膀胱・尿道、直腸、肛門などです。
男性の場合は、精嚢や精管、前立腺、女性の場合は、卵巣や子宮、卵管、膣などが保護されています。
・衝撃の分散
足裏から伝わった衝撃は、足首、膝関節、股関節の順に伝わり、各部で少しずつ軽減されています。
骨盤は、上半身に衝撃が伝わる前の最終地点となります。
骨盤で衝撃を吸収し、上半身に余計な負担をかけないような仕組みになっています。
●骨盤が緩む原因
骨盤が緩む原因としては、妊娠・出産以外に次のようなことが考えられます。
・不良姿勢
骨盤を立てずに猫背のような姿勢で座ったり、のけぞるように座ると、骨盤が前後に傾き、骨盤まわりの筋肉バランスが崩れやすくなります。
・長時間の同一姿勢
長時間のデスクワークや運転などで座り続けていると、骨盤にかかる負担が大きくなり、骨盤の緩みが生じやすくなります。
・足を組むくせ
足を組むくせがあると、背中は足を組んでいる方へとねじられ、骨盤まわりの筋肉が前に引っ張られます。
このような筋肉のねじれが続くと、骨盤が緩みやすくなります。
骨盤の緩みによって生じる症状
●骨盤のゆがみの状態
骨盤は「ゆがむ」と表現されることがあります。
しかし、硬い骨そのものが、ゆがむことはありません。
一般的に、「骨盤がゆがむ」という状態は、骨盤まわりの筋肉や靭帯といった組織がゆるんでしまったことを指します。
特に、女性の方は、妊娠や出産の際に、赤ちゃんの通り道を確保するために、骨盤がゆるむようになっています。
本来は、出産後に女性ホルモンの分泌が落ち着き、元に戻りますが、骨盤が緩んだ状態のままになることもあります。
●骨盤の緩みがもたらす症状
・むくみや冷え
骨盤がゆるむことで、なかで保護されている内臓の位置が下がることがあります。
すると、内臓の機能が弱まり、代謝が落ちるため、むくみや冷えといったトラブルを招くことがあります。
・ボディラインの変化
骨盤がゆるむことで、骨盤まわりが大きく感じられます。
また、下垂した内臓によって、おなかがぽっこりとした状態となり、身体のメリハリが不明瞭になることがあります。
・O脚・X脚
骨盤がゆるむことで、歩き方や足の運び方が正常ではなくなり、O脚やX脚といった足のゆがみにつながる場合があります。
・腰痛
骨盤のゆるみにより、骨盤の力で上半身を支えることが難しくなり、その上にある腰に負担がかかるようになります。
そのため、腰の筋肉が疲労し、腰痛を感じることがあります。
・生理痛の悪化
骨盤が緩むことで、内臓が下垂することがあります。
下垂した内臓が子宮や卵巣を圧迫すると、女性ホルモンのバランスの乱れや血行不良につながり、生理痛を悪化させる場合があります。
・足のしびれ
骨盤の近くには、下肢を支配する坐骨神経があります。
骨盤のゆるみによって、坐骨神経が圧迫されると、腰やお尻、太もも、足裏などがしびれることがあります。
骨盤のゆがみの対処法・予防法
骨盤のゆがみの対処法
●姿勢のくせを正す
自分では、気付かぬうちに悪いくせが身体に染み付いていることがあります。
足を組む、頬杖をつく、左右どちらかの足に重心をかける、など心当たりのある姿勢のくせはありませんか。
自分の悪いくせに気づいたら、その都度すぐに直し、やってはいけない姿勢であることを身体に覚えさせましょう。
●同じ姿勢を長時間続けない
長時間同じ姿勢が続くことで、自分では気付かぬうちに変な崩し方をしていることがあります。
特に、デスクワークや長距離の運転は、何時間も座りっぱなしになっていることがあります。
可能であれば、1時間に1回は大きく身体を動かしましょう。
●身体を温める
身体を温めることで、硬くなった筋肉がほぐれ、骨盤のゆがみから来る症状の緩和が目指せます。
入浴は、全身をまんべんなく温められます。38℃〜40℃ぐらいのぬるめのお湯に20分ほどじっくりと浸かりましょう。
●骨盤底筋群を鍛える
骨盤は、骨盤底筋群という筋肉の集まりによって支えられています。
骨盤のゆがみを改善するためには、筋肉からアプローチしましょう。
まず、仰向けに寝て、膝を立てて足を肩幅程度に開きます。
身体の力は抜き、その姿勢のまま、肛門や尿道あたりをじわじわと引き上げるような感じで引き締めます。
10秒ほど続けたら、スッと力を抜きましょう。
このストレッチを毎日数回繰り返すことで、骨盤底筋群が引き締まりやすくなるといわれています。
●寝方を変える
横向きに足を組んだようにして寝てしまうと、身体がねじれてゆがみが強まることがあります。
骨盤に優しい寝方は仰向けといわれています。
うつ伏せや横向きで寝る方は、仰向けで寝ることを心がけてみましょう。
仰向けで寝にくいと感じる方は、枕やマットレスに問題があるかもしれません。
寝るときの環境も見直してみましょう。
骨盤のゆがみの予防法
●骨盤の状態を確認する
骨盤のゆがみを予防するためには、まず骨盤の現状を把握することが大切です。
どちらにゆがみがあるのか知っておくことで対策が立てやすくなります。
・前後の傾きのチェック方法
骨盤の前後の傾きは、背中を壁に当てることで簡単にチェックできます。
壁を背にして、後頭部とお尻、かかとを壁につけてみましょう。
そして、壁と腰の間にできた隙間に手を入れてください。
このとき、手のひら分ほどの隙間であれば正常です。
しかし、握りこぶしが入るくらい空いている方は、骨盤が前に傾いている可能性があります。
また、手のひらが入るスペースがない場合は、骨盤が後ろに傾いている可能性があります。
・左右の傾きのチェック方法
骨盤の左右の高さの違いは、床に座って確認できます。
まず、両足を伸ばして床に座り、手のひらを左右片方ずつお尻の下に置きます。
両方やってみて、どちらとも違和感があったり、どちらともなんともなかった場合は、左右の高さが揃っていると考えられます。
感じ方に左右差がある場合は、高さが違う可能性があると考えておきましょう。
●歩く習慣をつける
現代人は座って過ごすことが多く、歩く時間が短くなっています。
歩くことで骨盤が刺激され、ゆるみが起こりにくくなると考えられています。
歩くときは、骨盤から足を出すことを意識し、歩幅を広めに取りましょう。
日頃から歩くことを心がけましょう。
●スクワットをする
主に下半身を鍛えるためのトレーニングです。
そして、骨盤まわりの筋肉も刺激でき、骨盤を引き締めるといわれています。
腰を落とすだけのシンプルなトレーニングですが、正しい姿勢で行わなければ、逆に腰を痛めてしまうことがあるため注意が必要です。
BODY LABの【骨盤のゆがみ】アプローチ方法
人間の体は骨格と筋肉によって重心を保ち、その軸となる背骨(脊椎)と骨盤が全身を支えています。
背骨は緩やかなS字カーブを描き、上半身の重みを効率よく前後に分散させて、筋肉に負担がかからない仕組みになっています。
骨盤は上半身と下半身をつないで全身を支える土台の役割と、内臓や生殖器を守る働きをしています。
そのため、悪い姿勢や生活習慣により背骨と骨盤が本来の位置から傾くと、身体のゆがみにつながります。
そして、こりや痛み、内臓の不調を招き、全身の健康に影響を及ぼします。
当院では根本的な原因である脊柱の関節を1つずつ調整します。
そして、腰の関節、仙腸関節を整えることで背骨のねじれがとれ姿勢の改善を促し問題の解決を図っていきます。
施術一覧
Treatment List
骨盤矯正
産後骨盤矯正
姿勢矯正
慢性・急性症状の改善
整体
当院のご紹介
ABOUT US
BODY LAB
- 住所
-
〒176-0023
東京都練馬区中村北4-8-28
プラッツ中村橋101
- 最寄駅
-
西武池袋線 中村橋駅から徒歩2分/富士見台駅 徒歩10分
- 駐車場
-
院前に路上パーキング数台あり
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00〜
13:00 |
● | ● | ✕ | ● | ● | ● | ✕ | ● |
15:00〜 19:00 |
● | ▲ | ✕ | ● | ▲ | ✕ | ✕ | ✕ |
- お電話でのお問い合わせ
-
03-5848-5857
- ご相談はこちら24時間受付