肩こりが以前よりもつらくなっていませんか
肩こりは、年齢を問わず悩まれている方が多い症状の1つです。
肩こりの感じ方は、人それぞれですが、鉄板が入っているような不快感や重だるさ、張りなどを覚える方もいらっしゃいます。
そんな肩こりの主な原因は、筋肉の疲労にあると言われています。
日々の悪い姿勢や運動不足が続くと発症につながります。
肩こりの慢性化を防ぐためにも原因を知り、適切な処置をすることが大切です。
こちらでは、肩こりの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 仕事終わりはいつも肩が張っている
- 肩がカチコチに固まって動かしにくい
- 肩の不快感が気になって仕方ない
- デスクワークばかりですぐ肩が凝る
肩こりの正体に心当たりはありますか
肩こりの主な原因
●不良姿勢
人間の肩は、重い頭を支えています。
猫背は、頭の重心が前に傾きます。
すると、肩甲骨が前に引っ張られ、肩の筋肉に大きな負担がかかります。
そのため、猫背の状態が続くと肩への負担が蓄積され、血液の循環が悪くなり、末梢神経が傷つくこともあります。
・デスクワークで同じ姿勢を取り続けている
・かばんをいつも同じ側の肩にかけている
・スマホを使うときに、うつむくような姿勢になっている
など、肩に負担をかける姿勢を続けていますと、肩こりが起こりやすくなります。
●眼精疲労
目のピント調節は毛様体筋という筋肉が行っています。
ストレスや緊張などで自律神経の働きが乱れると、毛様体筋の緊張が高まり、眼精疲労を感じやすくなると言われています。
放置してしまうと、緊張した状態が長期間続くため、顔だけではなく背中や肩の筋肉がこわばりやすくなります。
●運動不足
運動不足は筋力低下につながります。
特に肩まわりの筋肉の低下は
少ない筋肉で頭を支えなければいけなくなるため、筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉の緊張は、毛細血管が圧迫され血行不良につながります。
そのため、筋肉に十分な酸素や栄養素が行き渡らず、肩こりの症状が引き起こされるといわれています。
●VDT作業
肩こりは、パソコンやタブレットを使うVDT作業と関係があるといわれています。
VDT作業をする際は、手元にピントを合わせることが多いため、毛様体筋の緊張状態が続きます。
そのため、眼精疲労を引き起こし、肩こりを生じる場合があります。
VDTによる不調は、「VDT症候群」とも呼ばれています。
VDT症候群は、肩こりや目の疲れといった身体的な症状を引き起こすことがあります。
また、イライラや不快感、抑うつ状態といった精神的な症状をもたらすこともあります。
●肩こりをもたらす病気
肩こりは、日常的な要因だけでなく、次のような内臓の病気が原因となることがあります。
・狭心症や心筋梗塞
狭心症は、心臓を取り巻く血管が狭まり、心臓への血流が悪くなる病気です。
肩こりは、狭心症や脳梗塞の関連痛として、引き起こされることがあります。
虚心症や脳梗塞による肩こりの場合、左側に症状が出る傾向にあります。
突然肩こりが現れてすぐに消える場合や、胸の締め付け感を伴う場合は、虚心症や心筋梗塞が疑われますので、医療機関にに相談しましょう。
・脳動脈瘤
脳動脈瘤は、脳の血管にできたこぶが、周囲の神経を圧迫する病気です。
肩こり以外に、目の奥の違和感や頭痛、吐き気、頭の重だるさを感じる場合は、脳動脈瘤が疑われます。
肩こりの主な症状
●肩こりの特徴
肩こりの主な症状としては次のようなものになります。
・肩がこる
・肩が張っている
・肩がだるい
・肩が重い
など、さまざまに表現されます。
肩こりが日常的に続くことで、2次症状を引き起こすことがあります。
●肩こりの2次症状
肩こりの2次症状としては次のようなものになります。
・頭痛
・めまい
・吐き気
といった症状を伴うことがあります。
●肩こりが引き起こす病気
肩こりが日常的に続くことで、次のような肩関節の病気がもたらされることがあります。
・四十肩・五十肩
肩こりから、四十肩・五十肩を発症することもあります。
四十肩・五十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」といわれています。
関節を保護している関節包という部分にみられる炎症のことです。
四十肩・五十肩は加齢が影響しているといわれています。
しかし、明らかな原因は分かっていません。
悪い姿勢が続くことで、肩こりになり、そのまま肩関節に負担がかかり続けることで、四十肩・五十肩を発症してしまうといわれています。
・肩腱板断裂
肩腱板断裂は、中高年の方に多い病気です。
はっきりとした原因は明らかになっていませんが、肩への負荷の積み重ねが要因だと考えられています。
肩こりの症状が続き、常に肩まわりの筋肉が緊張していることが影響を及ぼしていると考えられています。
長引きやすい肩こりの対処法・予防法
肩こりの対処法
●アイシングする
急性の肩こりの場合は、頭部や頚部を冷やしましょう。
タオル越しに、アイスパックや氷を患部に当てます。
時間は、10分ほどが目安です。
こりがひどく、肩の張りが強い場合は、冷湿布と温湿布を交互に繰り返すことで、血行が促進されます。
●適度な運動
肩甲骨まわりのインナーマッスルを強化することで、肩こりの原因となる悪い姿勢の改善が期待できます。
肩甲骨まわりには、ローテーターカフと呼ばれる筋肉の集まりがあります。
ローテーターカフをケアするには、肩関節を外転・内転・外旋・内旋させるストレッチが有効だといわれています。
肩こりを感じたら、肩関節を大きくいろいろな方向に回してみましょう。
●冷えに気をつける
身体が冷えることで血行が悪くなり、肩こりが強まることがあります。
肩こりを感じる方は、身体を冷やさないようにすることが大切です。
夏場に冷たいものをがぶ飲みしない、冷房の風を直接身体に当てないなど、日常生活で冷えに気をつけましょう。
●適度に休憩を取る
デスクワークの際に、何時間も同じ姿勢を取り続けることはありませんか。
長時間の同一姿勢は、肩こりの悪化につながることがあります。
できれば、1時間に1回程度、首や肩をストレッチして、長時間同じ姿勢を取り続けないようにしましょう。
もし、休憩を取りにくい方は、座りっぱなしを防ぐために、トイレに行く、コピーを取りに行くなど、工夫して席を立つことも大切です。
●目を休ませる
VDT作業は、目に負担がかかりやすく、肩こりを発症することがあります。
目の疲れを軽減するためには、VDT作業環境を見直すことが大切です。
まずは、画面の明るさ調整してみましょう。
ディスプレイ画面上の照度は500ルクス以下、書類やキーボード上の照度は300ルクス以上が目安だと言われています。
また、太陽光がディスプレイに反射する場合は、カーテンやブラインドなどを設置し、光を和らげましょう。
次に作業時間を見直してみましょう。
可能であれば、1時間以上連続して作業しないことが望ましいと言われています。
休憩時間は、目薬、ホットアイマスクを使用し目を休ませましょう。
肩こりの予防法
●正しい姿勢を意識する
長時間のデスクワーク作業は、背中の筋力が低下し猫背になりやすいです。
頭が前に傾く猫背は、肩の筋肉が緊張しやすいため、肩こりが起こりやすくなります。
特に、背骨の土台でもある骨盤を正しく使えていないと、首や肩に負担がかかりやすくなります。
椅子に座るときは、骨盤を立てることを意識しましょう。
●枕を変える
フィットしていない枕が肩こりを招くこともあります。
朝起きたときに、首や肩が張っている方は、枕が合っていないのかもしれません。
枕は、マットレスと頭部・頚部にできる隙間を補い、無理なく寝返りを打てるものを選びましょう。
首の高さは、体型や普段の姿勢によって異なります。
そのため、実際にお店で試してみることが大切です。
試すときは、仰向け寝だけでなく、寝返りを打ったときの状態も確認しましょう。
●身体を温める
身体を温めることで、血行が良くなり、肩まわりのこりが起こりにくくなります。
身体を温める方法としては、
・重ね着をする
・運動する
・入浴する
・使い捨てカイロを使う
・お灸をする
などがあります。
ご自宅でも手軽に続けられる方法は、入浴です。
手足といった末端も温まり、全身の血行促進効果が期待されます。
42℃以上の熱いお湯は、血圧を上昇させ、心臓や血管などの循環器系に負担をかけます。
お湯の温度は、38℃〜40℃程度の少しぬるめに設定しましょう。
●肩甲骨のストレッチをする
悪い姿勢が続くと、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなります。
すると、肩甲骨の動きが悪くなり、さらにこりが強固なものになってしまいます。
肩甲骨を引き上げる肩甲挙筋と、肩甲骨を寄せる菱形筋をストレッチしましょう。
まず、両肘を曲げた状態でVの字をつくるように、肩より高く肘を上げます。
そして、両肘をゆっくりと後ろに引き、肩甲骨を寄せます。
ゆっくり息を吐きながら、その状態を10秒間キープしましょう。
このストレッチは朝起きたときや寝る前などに数回行うのがおすすめです。
BODY LABの【肩こり】アプローチ方法
首、肩こりの原因はさまざまあり
・頸椎、胸椎のズレによる神経圧迫
・肩周辺の筋肉の過剰緊張による血行不良によるもの
・歯の食いしばり
・精神的ストレス
などが挙げられます。
また、デスクワークが長く続いたり、スマートフォンの使用時間が長くなると、下を向く時間が長くなるため首、肩こりにつながりやすくなります。
そして、頸椎のズレには頭部や腕、手先へ繋がる神経が関わるため、頭痛や眼精疲労、めまいも症状に含まれます。
当院では根本である頸椎、胸椎の捻じれを正しい位置に戻していくために手技や特殊な器具を用いて調整し根本改善を目指します。
著者 Writer
- 伊沢 大地(イザワ ダイチ)
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当院のご紹介
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