産後の不調は、出産時のダメージによるものかもしれません
出産後は休む間もなく育児が始まり、お子様優先の生活が続きます。
そのため、産後に身体の調子が悪いと感じてもついつい無理をしてしまう方もいらっしゃいます。
妊娠や出産が身体に与える影響は大きく、産後は体型の変化や尿漏れ、マタニティブルーなどさまざまな心身の不調が訪れます。
これらの産後の不調の多くは骨盤の開きや女性ホルモンの変化にあるといわれており、適切なケアを行うことで改善が目指せます。
ここでは、妊娠してからの身体の変化や産後に起こりやすい不調、その対処法についてご紹介していきます。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 以前よりも太りやすくなった
- ぽっこりおなかが元に戻らない
- ひどい腰痛に悩まされている
- 慢性的な疲労感でやる気が出ない
出産は身体に大きな変化をもたらします
産後の不調の主な原因
●女性ホルモンの変化
女性ホルモンには、気持ちを安定させる作用のあるエストロゲンと、血糖値を下げる作用のあるを持つプロゲステロンがあります。
妊娠中は出産に備え、これらのホルモンが大幅に増加します。
しかし、出産後にはこれらのホルモンが減少するため、ホルモンバランスが乱れ身体の不調を引き起こします。
●慣れない育児
新生児期の赤ちゃんは、昼夜問わず、おむつ替えや授乳を行わなければならないため、疲労が溜まりやすくなります。
特に、真面目な方や完璧主義の方は、育児に一生懸命になりすぎてしまい、気づかぬうちに自分の健康を犠牲にしてしまっていることがあります。
●睡眠不足
新生児期の赤ちゃんは、夜泣きが頻繁に起こるため睡眠不足に陥りやすいです。
睡眠不足により十分に疲労が回復しない状態が続くと、身体の不調につながります。
●妊娠・出産による身体へのダメージ
妊娠中は、赤ちゃんの重みで重心が傾くことがあり、頚椎から骨盤にかけてねじれにつながります。
このねじれが出産後も残っていると、筋肉や骨格がアンバランスな状態となり、さまざまな部位に不調が生じます。
産後の不調の主な症状
●腰痛
妊娠中は、おなかが大きくなるため、骨盤が前傾し、腰を反ったような姿勢になることがあります。
出産後も反り腰のくせが抜けないと、腰に負荷がかかり腰痛を引き起こす場合があります。
また、出産に向けて、子宮や骨盤まわりの靭帯や筋肉は緩くなります。
土台となる骨盤が緩むことで腰に負荷がかかるため腰痛を引き起こしやすくなります。
●肩こり
赤ちゃんの抱っこや、大量の荷物持ちなどで、手や腕が酷使されます。
そのため、上肢とつながる肩にこりを感じることがあります。
●尿漏れ
排尿をコントロールしているしているのは、骨盤の底にある「骨盤底筋群」です。
出産によるダメージで、骨盤底筋群が圧迫されたり、傷ついたりしてしまうと、尿道を締めることができず、尿漏れしてしまうことがあります。
●イライラ
産後から数週間経つと、ホルモンバランスの変化により、「ガルガル期」と呼ばれるイライラが止まらない期間がやってきます。
この期間は、気性が荒くなったり、パートナーや家族にきつい言葉を浴びせてしまうことがあります。
●うつ症状
産後にうつ状態に陥る方もいらっしゃいます。
うつ症状は、ホルモンバランスの変化や、慣れない育児によるストレスなどが要因だといわれています。
●親指の痛み
育児でおむつを変えたり、頭を支えて赤ちゃんを抱っこしたりと手を酷使するため、腱鞘炎が起こり、親指に痛みを感じることがあります。
●頚部や肩の痛みや張り
授乳するときに、赤ちゃんが乳首を咥えているか確認するために、首を前に傾けなければならないことがあります。
その状態が続くと、首や肩を痛めてしまうことがあります。
●歩行異常
産後は、骨盤まわりが大きなダメージを受けています。
骨盤まわりに痛みが出て、歩くことがつらく感じられることもあります。
楽しく育児するための産後の不調の対処法・予防法
産後の不調の対処法
●一人で抱え込まない
子育ては日々さまざまな悩みが生じます。
特に、初産の方は、何をどうして良いのか分からず、戸惑いも多いかと思います。
産後の不安は、一人で抱え込まないことが大切です。
パートナーや家族、信頼できる友達などに、不安や悩みを相談してみてください。
●身体を休ませる
産後の身体は、想像以上に疲れが溜まっていることが多いです。
「育児を頑張らなきゃ」と責任感に駆られてしまうこともあるかと思いますが、身体を休ませることも今後の子育てを見据えたうえで大切なことです。
出産後は、パートナーや家族と協力する体制を整え、身体を休ませるようにしましょう。
難しい場合は、赤ちゃんをベビーシッターにみてもらったり、一時保育に預けたりして、育児から離れる時間をつくりましょう。
●食事をしっかり取る
子育てをしていると、自分の時間が取れず、さっと食べられるパンやお菓子などですませてしまうことがあります。。
しかし、そのような食事を続けてしまうと、十分な栄養が得られない場合があります。
疲れた身体を回復させるためには、栄養バランスの良い食事が大切です。
特に、産後は鉄分、ビタミン、たんぱく質などが不足しやすくなっていますので、意識して摂取するようにしましょう。
産後の不調の予防法
●休息を取る
産後の不調を予防するためには、疲れが溜まる前に休息を取ることが大切です。
特に、産褥期と呼ばれる産後1〜2週間は、安静が最優先だといわれています。
その時期が終わっても、出産のダメージが残っていることもあります。
そのため、動けるようになってもすきま時間をみつけたらこまめに休息を取りましょう。
●適度な運動を行う
産後数ヶ月経ったら少しずつ運動をしていきましょう。
身体を動かすことで、女性ホルモンの影響で緩んでいた骨盤も元に戻りやすくなります。
適度な運動で刺激することで、正しい位置に戻りやすくなります。
ヨガやエアロバイクなど、家でも行える軽い運動を習慣にしましょう。
●骨盤底筋のストレッチをする
産後は、骨盤底筋が緩んでいることもあります。
骨盤底筋を引き締めるストレッチも行いましょう。
骨盤底筋を引き締めるストレッチは寝ている状態でも可能です。
まず、仰向けになり、足を少し開き、膝を立てます。
肛門を引き締めつつ、深呼吸をしながら膣をギューっと10秒間ほど締めましょう。
そしてパッと緩めます。
この動作を10回繰り返します。
1日に何セットか繰り返すことで、骨盤底筋群の緩みの改善が期待されます。
●歩く習慣をつける
産後に体調が安定してきたら、歩く習慣をつけましょう。
歩くことで、股関節や骨盤底筋に良い刺激が与えられます。
長時間の外出は難しいと思います。
そのため、普段の買い物や散歩時には、胸を張り、おなかやお尻に力を入れることを意識しましょう。
その際に目線は遠くをみつめ、歩幅は大きめに取ります。
BODY LABの【産後の不調】アプローチ方法
産前産後は、ホルモンバランスの乱れ、骨盤のゆがみなどにより身体の不調を引き起こしやすくなります。
産後の不調は長引くと、症状が1年以上残る場合もあるため早めの対処が大切です。
当院では産後の不調の根本原因である脊柱の関節を1つずつ調整します。
その後、腰の関節や仙腸関節を整えることで背骨のねじれを解消していきます。
産後の不調にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
施術一覧
Treatment List
骨盤矯正
産後骨盤矯正
姿勢矯正
慢性・急性症状の改善
整体
当院のご紹介
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