寝違えのつらい症状を少しでも早く回復させましょう
目が覚めたら、突然首に痛みがあり、動かせないという経験をされている方もいるのではないでしょうか。
寝違えは、睡眠時の環境や身体の状態が影響していることもあります。
急性症状の一種である寝違えは、基本的には時間の経過とともに良くなっていきます。
しかし、再発防止や悪化を防ぐためにも寝違えの原因を知り、対処方法、予防方法を知っておくことは大切です。
こちらでは、寝違えの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 寝違えが何週間も改善しない
- 上を向こうとすると痛みが増す
- 朝起きてから、首の違和感が消えない
- 寝違えのせいで首を動かせない
寝違えたときの様子を思い出してみましょう
寝違えの原因
●不良姿勢によるもの
車の運転や、デスクワークなどで長時間同じ姿勢で作業をすることが多い方は
頭が出るような姿勢になりやすく、首や肩に負担に通常よりも負荷がかかります。
この姿勢が長期にわたり続くと、少しの負荷で首の筋を痛めやすく、寝違えを起こしやすくなります。
●睡眠時の環境
睡眠時の環境が寝違えの原因となることもあります。
・寝ることに適していない場所で寝る
部活や仕事の疲れで、ソファーやコタツ、床など、ベッド以外の場所で枕を使わずに寝てしまうこともあるかと思います。
しかし、これらの場所で寝てしまうと頚椎の椎体関節に負担がかかりやすいため、寝違えを起こす可能性があります。
また、電車やバスで座ったまま居眠りは、前方にうつむいたような姿勢になります。
うつむいた姿勢のときは、頭の重心が前に移動するため、首の後ろの筋肉が引っ張られ続け、筋肉疲労による痛みを生じる場合があります。
・身体に合わない寝具の使用
ベッドで寝ていても、枕やマットレスが身体に合っていないものを使用している場合、寝違えが起こしやすくなります。
枕の役割は、首を支えることです。
寝ているときの首への負担を軽減するためには、床と首の間にできる隙間を埋めて、頚椎の湾曲を自然に保つ必要があります。
硬すぎるもしくは柔らかすぎる枕を使用していると、頚椎が不自然な位置に固定されてしまい、寝違えを起こしやすくなります。
そして、マットレスには、地面から身体にかかる負担を分散させる役割があります。
同じ姿勢を取り続けていると身体の一部に負担がかかり続けるため、私たちは無意識のうちに寝返りを打ち、負担を分散させています。
マットレスが硬すぎるまたは、柔らかすぎるとうまく寝返りが打てず、寝違える可能性が高まります。
●睡眠時の身体の状態
・前日に激しい運動を行った
普段しないような激しい運動をすると、筋肉が肉離れや痙攣を起こすこともあり、寝違えにつながります。
・深酒をした
深酒をしてしまうと、判断力が低下しソファーや床など、寝ることに適していない場所で寝入ってしまうことがあります。
そして、アルコールの影響で感覚が鈍っているため、寝返りの回数が減り、寝違えを起こしやすくなります。
寝違えの症状
●急性期
寝違えを発症した直後には、次のような症状がみられることがあります。
・じっとしていても痛い
寝違えは、じっとしていても痛みが出ることが多いと言われています。
痛みは、筋肉痛のような鈍い痛みだと表現されることがあります。
・しびれを感じる
寝違えは、炎症を伴うことがあります。
炎症によって周囲の神経が圧迫されると、腕や手先にしびれを感じることがあります。
・上を向くことがつらい
上を向くと、頭の重心が変化するため、首に負担がかかり、痛みが強まる傾向にあります。
●慢性期
寝違えを発症して数日経つと、次の症状がみられることがあります。
・肩が重い
寝違えを起こすと、首から肩にかけての筋肉が緊張しやすくなるため、血管が圧迫され、血行不良に陥ることがあります。
その状態が続くと、肩が重く感じることがあります。
・肩がこわばる
首や肩にかけて疲労物質が溜まって筋肉が硬くなることで、肩にこわばりが残り、動かしにくくなることがあります。
・頭痛
寝違えによって、後頭部の大後頭神経が刺激され、頭痛が生じることもあります。
また、左右どちらかの耳の後ろあたりに強い痛みが出ると言われています。
・腕がしびれる
寝違えてから、腕のしびれが長期間続くことがあります。
寝違えによって生じた頑固なこりが神経を圧迫することが原因だと考えられています。
また、腕のしびれが続くことで、腕が動かしにくくなり、筋力の低下につながることがあります。
寝違えと似た病気
寝違えと似たような症状をもたらす病気には、次のようなものがあります。
・頚椎椎間板ヘルニア
・頚椎症性神経根症
・頚椎症性脊髄症
・脊髄腫瘍
・髄膜炎
・脳卒中
・頸動脈解離
命に関わるような病気が隠れているケースもあります。
吐き気を伴う場合や数日経っても痛みが引かない場合は、医療機関に相談しましょう。
寝違えをぶり返さないための対処法・予防法
寝違えの対処法
●急性期
急性期は、無理をしないことを第一に考えましょう。
・安静にする
寝違えを起こした当日は、できるだけ安静にすることが大切です。
どうしても仕事や学校に行かなければならない方は、朝のラッシュを避けましょう。
満員電車やバスは、首に思わぬ負担をかけることがあります。
数時間だけでも休みを取って、ゆっくり出社・登校したほうが首への負担が軽減されます。
・アイシング
痛みがひどく、首に熱感がある場合は、冷やしましょう。
アイシングを行うと、炎症が和らぐため、一時的な鎮痛作用が期待されます。
●慢性期
慢性期は、少しずつ身体を動かしていきましょう。
・アイシングする
寝違えの多くは、1週間程度で落ち着いていきます。
痛みが落ち着くまでは、アイシングで様子をみましょう。
・身体を動かす
痛みが引いてきたら、少しずつ身体を動かしましょう。
首に負担のかかる激しい運動は禁物です。
ウォーキングや軽いジョギングといった適度な全身運動で血行を促進しましょう。
寝違え直後にやってはいけないこと
寝違え直後の首はデリケートです。
次のような行動は、寝違えを悪化される場合がありますので、注意しましょう。
●首をストレッチする
首を無理に動かしてしまうと、筋肉の損傷が広がることがあります。
寝違え直後は、首まわりのストレッチをしないようにしましょう。
●首をマッサージする
寝違え直後に、自己流でマッサージをすると、炎症が広がることがあります。
できるだけ炎症時は、首に触れないようにしましょう。
●首を温める
首を痛めた直後、熱感を持っている状態で温めてしまうと悪化してしまう恐れがあります。
寝違えの予防法
●睡眠時の環境を変える
寝るときの環境を整えましょう。
・枕
寝返りを打ったときでも、首や肩をしっかり支えてくれる広めの枕を選びましょう。
また、高反発の枕は、頭が沈みこみすぎず、自然な寝返りをサポートしてくれます。
・マットレス
理想的な寝姿勢は、寝ているときも背中のS字カーブが維持できる状態です。
マットレスが硬すぎると、身体の凹凸に合わせてマットレスが沈みこまないため、一部分に負担がかかりやすくなります。
一方、柔らかすぎるマットレスは、身体が沈みこみすぎて、寝返りが打ちにくくなる心配があります。
マットレスを選ぶときは、お店にあるマットレスで寝返りのしやすさをチェックしましょう。
・室温を見直す
冬場になると、身体が冷え、筋肉が硬くなりやすくなります。
また、夏場でも、エアコンの設定温度が低すぎて、身体が冷えてしまうことがあります。
寝室の室温は、夏場は26℃前後、冬場は22℃前後くらいを目安にしましょう。
・深酒を控える
深酒をしまうと、ソファや床で寝たり、寝返りの回数が減ったりと、寝違えになる場合が高まります。
悪酔いを防ぐためには、水分補給を心がけることが大切です。
・身体を冷やさない
身体が冷えると、首の筋肉が硬くなり、寝違えを打ったときに筋繊維が損傷してしまう場合があります。
寝る前に、お風呂でしっかりと温めておくことが予防につながります。
就寝直前の入浴は、睡眠の質を低下させますので、就寝前2〜3時間前に行いましょう。
●運動の習慣を身につける
デスクワーク中心の生活や運動不足は、寝違えを起こす原因の1つになります。
運動の習慣を身につけるようにしましょう。
運動するための時間が取れない方や体力に自信がない方は、日常生活で歩くことを習慣づけるだけでも、寝違えの予防につながります。
歩くときは、大股で地面を力強く蹴ることを意識しましょう。
ペースは、少し息が弾むくらいが目安となります。
BODY LABの【寝違え】アプローチ方法
首は感覚の受容器がたくさんある部位です。
そのため、長引いた場合は不定愁訴(ふていしゅうそ)が出る事が多いため、早めの対処が必要です。
頸部の関節(頸椎)がうまく動かない事が原因で、頸椎に付着している筋に負担がかかり痛みを発生させる場合があります。
当院では根本の原因である頸椎を調整することにより改善を図っていきます。
著者 Writer
- 伊沢 大地(イザワ ダイチ)
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骨盤矯正
産後骨盤矯正
姿勢矯正
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整体
当院のご紹介
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BODY LAB
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