ぎっくり腰を起こす方には特徴があります
何気ない動作がきっかけでなるぎっくり腰。
くしゃみやせきをしただけ、立ち上がっただけで発症することもあります。
その痛みは非常に強烈で、その場から身動きがとれなくなるほどです。
ぎっくり腰は予測が難しい病気です。
しかし、ぎっくり腰を繰り返す方は、過剰なストレスや身体のゆがみなどにより引き起こされると考えられます。
再び、ぎっくり腰にならないためにも、原因を見極め日頃から予防することが大切です。
こちらでは、ぎっくり腰の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
ぎっくり腰になる前から身体に負担をかけていませんか
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰は、明確な原因は分かっていません。
しかし、次のような要因が関係しているのではないかと考えられています。
●筋肉疲労の蓄積
ぎっくり腰は急な姿勢の変化で起きるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、それ以外にも腰の筋疲労が蓄積された結果ぎっくり腰を引き起こす場合もあります。
特にハードワークや激しいスポーツなどで腰に急激な負荷がかかっていることが多いです。
また、座り仕事であっても、長時間同じ姿勢を続けていると、腰まわりの筋肉に疲労が蓄積される場合があります。
●身体のゆがみ
身体のゆがみにより周辺の靭帯や腱が捻挫のような状態になり、ぎっくり腰につながります。
猫背や反り腰といった前後のゆがみはもちろん、重心が左右片側に偏るようなゆがみも影響をしている場合もあります。
●ストレス
仕事や人間関係などで心的ストレスを感じている状態は筋肉が緊張し、血行不良を生じることがあります。
この状態で、重いものを持ち上げてしまうと腰への負荷が高まり、ぎっくり腰につながります。
●筋力の低下
背骨は身体を支える天然のコルセットのような存在です。
加齢や運動不足により、腹筋や背筋の筋力が低下すると、背骨にかかる負荷が増え、ぎっくり腰を引き起こす場合があります。
●乱れた生活習慣
栄養バランスの乱れは、ぎっくり腰の要因になることがあります。
食事から糖質を摂取すると、ブドウ糖に変化します。
しかし、必要以上のブドウ糖が体内に存在すると、糖化最終生成物(AGE)と呼ばれる物質が作り出されます。
AGEは、骨や軟骨、筋肉、靭帯を劣化させる作用があるため、AGEによって腰の組織がもろくなり、ぎっくり腰につながると考えられています。
ぎっくり腰の症状
●ぎっくり腰の期間
一般的なぎっくり腰は、数週間で回復していくことが多いといわれています。
発症からおよそ48時間が特にひどい痛みが出やすく、2日3日経つと、痛みが徐々に緩和していくようになります。
症状が出る期間には個人差があり、数日で改善する方もいらっしゃれば、途中でぶり返して1ヶ月以上改善しない方もいらっしゃいます。
長く続く場合は、医療機関で腰の状態を確認してもらいましょう。
●ぎっくり腰の特徴的な症状
ぎっくり腰は、動けないほど強烈な腰痛をもたらします。
咳やくしゃみをしただけでも、腰に響くため、数日間は歩くことが困難になる場合もあります。
1週間程度は、床に落ちたものを拾えない、靴下やズボンが自力で履けないといったように、日常生活に不便が生じることもあります。
●ぎっくり腰と似た病気
ぎっくり腰は、次のような病気の恐れもあるため、我慢できないほど痛みがひどい場合やなかなか回復しない場合は、医療機関に相談しましょう。
・椎間板ヘルニア
背骨は、椎骨というブロック状の骨が積み重なっています。
椎間板は、椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている組織です。
椎間板ヘルニアになると、椎間板が飛び出し、周囲の神経が圧迫されます。
腰痛以外に、お尻や足の痛み、しびれ、力の入りにくさといった症状を伴うことがあります。
・脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、変形した椎間板や椎骨が、脊髄通り道である脊柱管を狭まらせる病気です。
腰を反らすと、脊柱管の狭窄が強まり、症状が強くなる傾向にあります。
・内臓の病気
胃・十二指腸潰瘍や胆石、尿路結石、子宮内膜症といった病気が腰痛をもたらすことがあります。
腰痛以外に、腹痛や血便、嘔吐、不正出血などがみられる場合は、これらの病気が疑われますので、医療機関に相談しましょう。
もう繰り返さない!ぎっくり腰の対処法・予防法
ぎっくり腰の対処法
ぎっくり腰は、時期ごとに応じた対処をしましょう。
●急性期
急性期は、無理をしないことを優先させましょう。
・安静にする
発症した直後は、安静にしましょう。
仕事も可能であれば休んだ方が良いといわれています。
無理に仕事をしてしまうと長引く恐れがあるため、休めない場合でも腰に負担のかかる作業は極力行わないようにしましょう。
発症後2〜3日は、しっかりと身体を休ませる期間です。寝るときは、横を向いてに膝と股関節を丸めると痛みが出にくくなります。
・アイシングする
ぎっくり腰は、炎症を伴うことが多いと言われています。
特に、急性期は炎症が強く起こっているため、アイシングすることで、ある程度炎症の広がりが抑えられます。
タオル越しに氷やアイスパックを腰に当てましょう。
感じ方は人それぞれですが、一般的には腰を冷やしていますと、冷たい感覚から温かい感覚に変わり、最終的には感覚がなくなっていくと言われています。
1回の目安は15分程度ですが、それよりも早く腰の感覚がなくなったら、アイシングをやめましょう。
しばらくして痛みが再び出てきた場合は、1〜2時間時間を空けて冷やしてください。
●慢性期
慢性期は、少しずつ身体を動かしていきましょう。
・アイシングする
痛みが続く場合は、慢性期も腰のアイシングを続けます。
アイシングは、炎症反応の広がりを抑えられるだけでなく、神経の伝達速度を遅くするため、一時的に痛みを感じにくくする作用も期待されます。
冷やしすぎると回復が遅れる恐れもありますので、慢性期はできるだけ冷やす回数を徐々に減らしていきましょう。
・無理のない範囲で歩く
少しずつ身体を動かし、腰の筋力低下を防ぎましょう。筋力が低下してしまいますと、再度ぎっくり腰になるリスクが高まります。
しかし、数日動いていなかったため、急に激しい運動をすると、ぎっくり腰をぶり返す恐れがあります。
まずは、無理のない範囲で歩くことから始めてみましょう。
ぎっくり腰の予防法
・作業中の姿勢
腰に負担をかける作業をするときは、前屈やひねりなどをできるだけ小さくし、頻度と時間を減らすことを意識しましょう。
机で作業するときは、肘が90℃に曲がる高さに調節しましょう。
椅子の高さは、足裏が床にしっかりとつくぐらいが理想です。
・休憩の取り方
こまめに休憩を取り、姿勢を変えるようにしましょう。
過労がぎっくり腰のきっかけとなることもあります。
特に、夜勤や交代制勤務など、不規則な勤務形態の方は、昼間の勤務よりも休憩を心がけましょう。
仮眠を取れるときは、しっかりと身体を休ませることが大切です。
・服装
靴は、足に合ったものを使用しましょう。
ハイヒールやサンダルは、腰に負担がかかる場合があります。
また、寒い場所での作業はぎっくり腰を誘発させやすくなるといわれています。
冬場や冷房の効いた室内での作業時は、身体を冷やさないように服装にも気を配りましょう。
●悲観的にならない
心理的ストレスがぎっくり腰の発生リスクを高めると言われています。
ぎっくり腰を繰り返すという方は、ストレスが原因かもしれません。
特に、腰痛持ちの方は、「悪化する一方なのでは」と悲観的に捉えることがあります。
そのため、腰を必要以上に保護してしまい、回復が遅れるケースもあるようです。
考え方を変えることは難しいですが、前向きに行動することが大切です。
●腰のストレッチをする
重いものを持ったり、前かがみで作業したりしたときは、腰を反らすストレッチをしましょう。
足を軽く開き、膝を伸ばしたまま、息を吐きながら上体をゆっくりと後ろに反らします。
立ちっぱなしや歩きっぱなしで腰に違和感を覚える場合は、椅子に座り、身体を前にかがめるストレッチを行いましょう。
BODY LABの【ぎっくり腰】アプローチ方法
ぎっくり腰の多くは一週間~二週間程度で自然に回復していきます。
しかし、時間経過によって痛みの改善が遅いまたは、下半身に痛みやしびれといった症状が出現した場合などは早めの処置が必要なので要注意です。
損傷した内部では筋の微小断裂や腫れている状態が強く、骨盤や背骨の可動域にも制限が出てくるため無理に動くことができません。
当院ではぎっくり腰の根本原因である骨盤回り腰椎の捻じれを特殊的調整によって早期に回復するようにアプローチしてまいります。
著者 Writer
- 伊沢 大地(イザワ ダイチ)
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整体
当院のご紹介
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